
「共同創業」で成功する会社とは?空中分解する会社との違いを解説
創業のやり方の1つに「共同創業」があります。共同創業で成功している企業もありますが、その一方で空中分解することがあるため、どうしても二の足を踏むことを恐れがちです。
そこで今回は、共同創業で成功する方法について、空中分解が起こる理由とともに解説していきます。
「共同創業」とは?
「共同創業」とは、複数人で事業を始めることをいいます。
グーグルやアップル、メルカリなどといった有名企業は、共同創業により始まりました。
1人で創業する場合と比べた場合、共同創業にはさまざまなメリットがあります。
まず、共同創業では最初から仲間や味方と呼べる存在がいるため、ゼロからの出発でも心強いでしょう。
また、それぞれの共同創業者が異なるスキルを持ち寄れるのもメリットの1つです。お互いの強みを生かし、弱点を補い合うことができます。

なぜ共同創業で空中分解するのか?
しかし、共同創業がすべてのケースで成功しているわけではありません。
共同創業は友人や知人同士で行われることが多いのですが、個人的な事情が会社経営に持ち込まれ、経営が不安定になりがちです。仲間だと思っていた共同創業者がある日突然ライバル企業に移った、などという事例もあります。
さらに多いのが、持ち株をめぐるトラブルです。持ち株数は議決権や拒否権などに直結するため、そういったことが起因するトラブルが後を絶ちません。

共同創業はコミュニケーションが大事!
共同創業で失敗しないためには、共同創業者同士のコミュニケーションが大事です。特に以下の3点を意識しなければなりません。
1.常に正直でオープンな心でいられるか?
2.仕事に関する価値観を共有できているか?
3.ビジネスでの関係を解消しても良い関係でいられるか?
心をオープンにして、相手のことを一旦は受け入れる準備をしなければなりません。価値観を共有できれば、お互いを受け入れやすくなります。
そして、ビジネスを離れても、共同創業者とは良い関係のままでいられることが重要です。

共同創業者と良い関係を築くためには?
共同創業が成功するためには、共同創業者と良い関係を築くことが大切です。
まずは、共同創業者それぞれの役割と、期待すべきことを明確にしておきましょう。
「営業はそちら」「技術系はこちら」などと、役割を限定しがちです。しかし、そこから一歩進め、何を期待しているのかを言語化させましょう。
また、定期的なミーティングを行うことも重要です。
無駄のないミーティングにより、共同創業者同士で良い関係を保てます。それは定期的であることがとても大事です。
共同創業では、当初から仲間がいて心強いなどのメリットがあります。
しかし、共同創業者同士で対立すると、企業の空中分解を免れられません。
共同創業者がしっかりとコミュニケーションを取り、良い関係を築いていくことが大事です。
おすすめ記事
-
人工知能の新たなフロンティア:会話型AIの実力と活用法
近年、会話型AIが多くのメディアやSNSで話題となっています。その人気は、多くの人々がこの新技術に興味を持ちつつ、一方でその利用にはまだ戸惑いを感じているという状況を反映しています。
-
プロフェッショナルな自己紹介で人脈を拡大するテクニック
新しい職場やプロジェクトが始まる際、最初のステップは自分を効果的に紹介することです。この瞬間が、あなたがどのような人物であるかを相手に示す重要な場面です。
-
事業名選定の究極ガイド:成功への第一歩を踏み出すために
事業をスタートする際、多くの人が何を名前として採用するかに頭を抱えます。ただの名前以上に、事業名はそのビジネスの顔とも言えます。